これから新しいことを始める方へ。
街に開いたみんなの客間。
東京都目黒区五本木

オーナーは、デザインスタジオ「STRAYT」代表の遠藤直人さん。デザイン会社で空間デザインに従事していた経験や、ブランディングエージェンシーでの経験を活かし、分野横断でクリエイティブに活動中。
祐天寺から徒歩4分。商店街の中にひっそりと現れる洗練された佇まい。
今回ご紹介するのは遠藤さんのオフィス「ORANGE PARLOR」。普段はSTRAYTのオフィス、作業場、自社ブランドの展示スペースとして使いながら、展示会や撮影利用に対応したマルチスペースとして貸し出します。
まずは空間の説明から。全体の印象としては、”絶妙”という言葉が適切かもしれません。
シンプルでありながら、ラフさ、カジュアルさ、洗練さが融合した内装。
レトロさと、ギャラリーのような清潔感が融合した外観。
さすがはデザインスタジオ、という仕上がり。ひとつひとつ見ていきましょう。


壁は白、床はモルタル、什器は合板と、マテリアルの数を抑えたシンプルなデザイン。



ローコストな素材を使いながらも、什器のディテールが洗練されていて、ギャラリーのようなシャープな印象もありながら、緊張感をそこまで感じさせない絶妙なスタイリング。


プロダクト開発も手掛けるSTRAYTの試作品や什器も置かれていて、空間によいアクセントを生み出してます。
外観は元々の外装をそのまま活かしながらも、全体は白塗装されており、レトロさがありながら、モダンで清潔感のある佇まいに。商店街に面した路面区画のため、展示会やポップアップストアにはうってつけです。


これまでには、グラフィックアーティストや写真家の展示会や、アパレルブランドの販売会やレセプションイベントなどにつかわれてきたそう。プレーンな内装と特徴的な外観、採光的にも問題ないので、スチール撮影の会場としてもよさそうです。


独立をきっかけに自分たちの事務所の構想をし始めたという遠藤さん。
デザインのプロトタイプを制作するための手を動かせる場所、アウトプットしたものを展示できる場所、そして、知人や友人が気軽に訪れられるような場所にしたい、という想いから、アトリエ・ギャラリースペース・事務所をハイブリッドするというアイディアにたどり着いたそうです。

「事務所のオープンが、コロナが流行りはじめたばかりの、なかなか人に会いたくても会えないタイミングだったこともあり、飲食以外の理由で人が会えるきっかけづくりになる場所にしたかった」と遠藤さん。知人友人主催の展示会やフリーマーケットなど、気軽に遊びに来れるきっかけづくりをコツコツを重ねていき、たくさんの新しい出会いが生まれたのだそう。
「これから何かを頑張ろうとしている人を応援できるような場所にしていきたいですね」と遠藤さん。
美大生さんや、ブランドを立ち上げたばかりの人など、遠藤さんに相談するとイイコトがあるかもしれません。

ちなみに、ORANGE PARLORとSTRAYTの素敵なロゴやサインは、遠藤さんの事業パートナーであり、各プロジェクトでグラフィック・ブランディング周りを担当する「TARROWS」の岡本さんがデザインしたのだそう。
そして、ORANGE PARLORの「PARLOR」という言葉には、この場所を使う人たちが、「客間」のように、気軽にお客さんをもてなせる場所でありたいという意味が込められているそうです。「ORANGE」の由来については、直接遠藤さんに聞いてみることをおすすめします。
肩の力を抜いて気軽にお客さんを招くことのできる、街に開いたみんなの「客間」。これからなにか新しいことをやりたい、発信したいという方にはもってこいの空間です。
チャレンジャーの方、奮ってお問い合わせを。

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photo: Eichi Tano
INFORMATION
終日利用プラン | 1day |
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ASK |
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