イベントや様々な媒体の制作、「場」の開発、運営まで横断的に行う、Media Surf Communications（以下Media Surf）。
青山の「ファーマーズマーケット」や、表参道にかつてあった複合施設「COMMON 246」を手掛けたチームだ。
近年は「都市の編集」というキーワードを基に、ホテル「ケーファイブ（K5）」をはじめ、
日本橋 兜町エリアを中心に小さな都市開発を断続的に行っているんだとか。

お話を伺ったのは、Media Surf代表の松井明洋さん。
今回は、兜町エリアにて、Media Surfが運営する複合施設、「Keshiki」をご紹介。
１階は、グリーンショップとレストラン、地下はギャラリーと、オフィススペースからなる複合施設です。

日比谷線 茅場町駅徒歩2分。
東京証券取引所の真隣にある建物の１階。

大通りに面しており、パッと見た感じはグリーンショップのような印象です。
では早速内部を見て行きましょう。

こちらは１階のレストランスペースです。
大通り沿いは前面開口のため、開放感のある明るい空間。

普段はベトナムフォーとチェーのお店として運営されています。
こちらのレストランスペースも貸切利用が可能です。

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続いて地下のエリアへ参ります。
こちらが今回のハイライトである、ギャラリースペース。

スクエアなシンプルなホワイトキューブ。
137㎡とサイズ感もよく、アクセス面も考えると穴場感のあるギャラリー空間。

写真には収まってないですが、可動式の展示什器も充実しています。
壁面には鉄板が仕込んでるので、マグネットフックも利用可能。

また、現状復帰前提ですが、壁面へのビス打ちもOKとのことで、フレキシビリティも抜群です。
大型のスピーカーも用意があるので、音出しイベントもOK。

展示に限らず、トークセッションやパーティー利用など、いろいろな使い方ができそうです。

ちなみに、施設名である「景色」という言葉は、
本来「複数の異なるものが同じフレームに収まっている状況」を意味するそうですが、

そうした状況を空間というメディアに落とし込めないか、という発想で、
レストランやギャラリー、グリーンショップなどの異なる要素をミックスした場を作ったんだそうです。

「外国語に翻訳できない言葉や概念にこそ、その国の文化が込められていると思います。
「景色」もそうした言葉の一つです。
食べる、集う、働く、といった異なる活動が一つの場所で混在する状況をつくることで、
その瞬間でしか見れない景色が生まれる場所にしていきたいと思います」と松井さん。

こちらは階段を降りてすぐの共用ラウンジ。
ギャラリースペースに面しており、こちらもセットでレンタルすることも可能です。

そしてその共用ラウンジに面した位置にある会議室もレンタル可能。

商談室的な使い方ももちろんありですが、
こちらも展示空間として使うのもよし、ビュッフェスペースとしても使うのも良し、といった印象です。

過去には、海外ブランドが１階と地下全体を借り切り、
展示会、トークショー、レセプションイベントを同時開催するような使い方もあったんだとか。

ギャラリーとレストランが複合していてかつどちらもレンタルできる施設は都内でもそうそう無いと思うので、
柔軟な発想で面白い使い方を考えたいところ。

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