スモールビジネスのチャレンジに。
クリエイティブの輪が広がる
ストリートオフィス。
杉並区永福4-13
オーナーは「YURAGI ARCHITECT」代表、建築家の宮城裕介さん。
住宅設計アトリエ、住宅供給公社、ゼネコンを経て今年独立。住宅からマンションのような大型の建物の設計まで幅広く手掛ける宮城さん。
今回ご紹介するのは、今年オープンしたばかりの宮城さんのオフィス。
”オフィス”といいつつも、オフィスっぽくない要素が満載です。早速見ていきましょう。
井の頭線永福町駅から徒歩5分。大通りからすぐの路面立地。
まず入り口を入ってすぐに目に入ってくるのが、カウンターキッチン。
もはやコーヒースタンドでも開業できるのではないかと思えるくらいの仕様と作り込み。
ちなみに飲食業許可も取っているそうで、やろうと思えばカフェ営業もできるのだそう。
奥へと進むと、オフィスのワークエリアや、窓際には来客エリアが。
ワークエリアと来客エリアとはカーテンで緩やかに仕切られており、カーテンの開け締めでフレキシブルな空間運用ができそうです。
学生時代は岡山県立大学デザイン学部で建築を学んだという宮城さん。
一般の建築学科とは違い、映像、写真、工芸などのものづくりを学ぶ仲間が身近にいる環境だったこともあり、建築業界以外のクリエイティブ分野での交友関係も広いのだそう。
「大学時代のように、様々なクリエイターとのコラボができるシェアオフィス兼スタジオを作りたかった」と宮城さん。
そんなクリエイティブな環境で切磋琢磨してきた宮城さんのこだわりや、建築一本筋でやってきた方とは違う発想が、空間の随所にも散りばめられています。
特にこだわったというポイントが素材感。
解体時に露となったコンクリート躯体の汚れや経年劣化などをデザインに活かすために、エイジングの考えをデザインに取り入れているのだそう。
木部の塗装は、「鉄サビ塗装」の溶液をなんとご自身でつくり、使用する木材の種類も何パターンも検証を重ね、コンクリート躯体とマッチする風合いを探求したとのこと。
また、照明器具などに使われている鉄素材も酸洗いで木材のエイジング塗装となじませるというこだわり様。
「ローカルの方との交流の場にもしていきたい」と宮城さん。
井の頭線沿いで、下北沢、吉祥寺にアクセスができてかつ、急行が停まる駅にもかかわらず、落ち着いた雰囲気のある街、永福町。そんな穴場感のある街であるがゆえに、ローカリティもありつつ感度の高い人やクリエイターも多く住んでいるのだそう。
建築家しかり、クリエイターとして独立すると、専門分野以外のつながりがつくりにくいのでは、という課題意識から、イベントなどをきっかけに、オフィスのメンバー以外の人との交流ができる場を目指してできた「サロン兼オフィス」。
「繋がりの循環をつくりたい」と宮城さん。
こちらのスペースのお披露目イベントでは、通常の建築物件の竣工内覧会のようなスタイルではなく、キッチンを使ったバー営業、クリエイターの作品と私物のフリマ、山梨のコーヒー屋さんと味噌屋さんの出張カフェ、ゲストを招いたトークイベントなど、3日間に渡ってローカルの方やクリエイターの方が交わるさまざまな仕掛けを行ったのだそう。
デザイナーやアーティストの展示スペースとして。
飲食や物販などのスモールビジネスのチャレンジの場として。
もちろん撮影利用なんかも大歓迎。
いいローカル感のある永福町で、クリエイティブの和を広げてみてはいかがでしょうか? 宮城さんもきっとサポートしてくれると思います。
ちなみにオフィスメンバーも募集中とのことなので、気になる方はお問い合わせを。
INFORMATION
イベント利用 | 1h |
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7,000 yen |
・展示会、ポップアップストア、イベント利用など各種利用に対応
・飲食利用の場合、別途5,500円の清掃費を頂戴いたします。(ごみ処理費含む)
・最低利用時間:3時間
スチール撮影 | 1h(平日) | 1h (土日祝) |
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10,000 yen | 12,000 yen |
・スチール撮影の場合はこちらのプランをご利用ください
・最低利用時間:3時間
動画撮影 | 1h(平日) | 1h (土日祝) |
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12,000 yen | 14,400 yen |
・動画撮影の場合はこちらのプランをご利用ください
・最低利用時間:3時間